【結婚式の招待状】宛名の書き方やマナーを見本を例に手書きのプロが教えます

こんにちは、虹耕のモトカドです。
婚約が決まり結婚式や披露宴の準備に入ると必ずでてくる結婚式の招待状…
そして「結婚式招待状への宛名書き」ってどうすればいいの…?
● 書き方は?
● マナーは?
● 注意点はあるの?
● 自分たちで書ける?
● 手書きがいいの?
● 印刷やパソコン文字じゃダメ?
と悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。
おそらく多くの方が遭遇する場面だと思いますが、ご安心ください。
あなたのために、今まで何万枚と書いてきた「筆耕サービスのプロが教える」結婚式招待状の宛名書きにおける手書きのポイントを「実際に封筒に書いた写真」を交えながらご紹介します。
結婚式招待状の宛名書きは手書きと印刷はどっちがいいの?
宛名は毛筆か筆ペンで書くことがマナーだと言われています。
そして「濃く太い文字で書くとよい」とも言われてます。
その理由として、お祝いごとは「濃く・太く」という縁起担ぎとしての意味があるからです。
そうなると、「太い文字」の反対「細い文字(かすれ文字)」は、縁起が悪くなってしまいます。
ボールペンなどがそれに当たります。
「濃い文字」の反対「薄い文字」は、お通や・葬式で使用する「目覚まし・香典」袋に自分の名前を薄く書くときに使われます。
結婚式の招待状では「薄い文字」もNGです。
参列者の方々は、あなた達お二人のためにわざわざ時間を割いて来てくださいます。
その方々に出す招待状ですから
筆文字の手書きで書くことは最低限の礼儀だといえるかもしれません。
結婚式や披露宴に参加される方は「友達」「会社の同僚」「会社の上司」「親戚」など、年齢もさまざまな人たちです。
そのなかで、ご年配者はとくに「手書き」に対しての重みをお持ちなので「格式を重んじる結婚式の招待状」は手書きにすることをオススメします。
あとで小言を言われた…なんて面倒なことも手書きにすることで回避できるのです。
最近では簡単に作成できる印刷サービスも多く存在します。
カラフルな洋風の封筒なので筆ペンじゃなくてサインペンで書いても良いのでは?
といった考えで、サインペンや印刷されたパソコン文字でもマナー違反ではありませんが、やはり毛筆・筆ペンで書かれた「手書きの招待状」が断然オススメです。
わたしの個人的な意見ですと「印刷よりも手書きの方が記憶に残るしカッコいい」と考えています。
結婚式招待状の宛名の書き方は?


宛名書きをする封筒は2種類あります。
「縦書き」の「和封筒」と
「横書き」の「洋封筒」です。
最近では、ほとんどが「横書き」の洋封筒で出される方が多いかもしれません。
使い分けとしては、必ずという決まりではないのですが
神社やお寺などで挙式する和装メインでの結婚式なら「縦書きの和封筒」
教会やウエディングドレスを着る場合の挙式なら「横書きの洋封筒」
くらいの、ぼんやりしたイメージで覚えておくと良いでしょう。
縦書き封筒の場合
横書き封筒の場合
縦書き・横書きの書き方のルールもご紹介
封筒のあて名書きに、これだけ礼儀があるなんて知らなかった人も多いと思います。
では書き方についてはどうでしょう。
もちろん、あります。
せっかく手書きの綺麗な文字で書かれている宛名でも
間違った書き方だと、逆に失礼にあたるので注意しましょう。
ルールと言っても、気をつけるポイントさえ把握すればとても簡単です。
文字で説明するより、画像で説明する方が分かりやすいと思いますのでご参照ください。
縦書き封筒の書き方
横書き封筒の書き方
文字の位置や大きさなどのバランスがとても大事だということがお分かりいただけたかと思います。
結婚式招待状の封筒に貼る切手は「慶事用」です
これは「書き方」ではありませんが結婚式などの「おめでたい席」で使う封筒に貼る切手は「慶事用」の切手を使ってください。
結婚式招待状の宛名書きを手書きで書くときの注意点6つ
1.かすれ文字にならないよう丁寧に書く
結婚式招待状の宛名書きは「濃く太い文字」で書くと縁起がよいとお伝えしました。
当然「文字がかすれている」などあってはなりません。
招待したい相手の顔を浮かべながら「濃く太い文字」を意識して丁寧に書きましょう。
また、筆文字の色が薄いのもNGです。
先ほどもお伝えしましたが薄い筆文字は「お通や・葬式」の香典袋などに自分の名前を書くときのマナーになります。
2.自分たちで書いた方がよい?
結婚式や披露宴は格式のあるお祝い事です。
自分たちで丁寧に書いた筆文字は相手にも気持ちが伝わります。
自分たちの筆文字>代筆サービス>印刷文字
となりますが「綺麗にかけない」「時間がない」「書くのが苦手だ」という方も多くいらっしゃいます。
家族や親戚に手書きで書いてくれる方がいらっしゃればご依頼されるのをオススメします。
身内に頼むのはチョットね…という方は私どもの「筆耕サービス」を活用してみるのはいかがでしょうか。
結婚式招待状の宛名書き代筆サービスの内容はこちらからご確認ください
3.郵便番号を書く欄がない封筒の場合は?
最近ではデザイン性を考慮し、郵便番号を書く欄のない封筒があります。
この場合は「住所の上に数字で横書き」するようにしましょう。
4.宛先の住所が長いときは?
私どもが依頼を受けて宛名書きをする場合も、送る相手の住所が長いことがあります。
その際は都道府県を省略して「○○市」から始まる書き方でも構いません。
封筒全体のバランスを考えて書くようにしましょう。
5.送る相手の名前や肩書きの間違いがないか?
これも細心の注意を払って間違いがないか何度も確認してください。
仲の良い友だちなら「ごめん」で済まされるかもしれません。
結婚式の招待リストを作成するときに、名刺などで集めた情報の肩書きが「昇進」「異動」「転職」などで以前と変わってる場合もあるので「入念に何度も」確認してください。
また「結婚式の招待状をお送りしてから当日まで」に肩書きが変わった方がいらっしゃる場合は「主賓で挨拶される方」を除き変更する必要はありません。
変更のあった肩書きを司会者に伝えて紹介してもらうようにしましょう。
6.使う封筒と招待状の向きは同じか?
送る封筒の向きが縦書きなら招待状の向きも「縦書き」
横向きなら「横書き」で統一しましょう。
あなたの個性を出したいあまりに「あえての変更」をしても年配者にウケが良くないケースもあるので注意です。
相手の立場や敬称を使い分けた書き方をご紹介
結婚式の招待状を送る際に気をつけたいのが「相手の家族構成、お立場、親密度により使い分け」することが必要になります。
それでは良くある事例をもとに実際の封筒に「宛名書き」を「縦書き・横書き」で書いたものを紹介していきますね。
ご夫婦をゲストでご招待する場合の書き方
宛名の書き方とバランスは写真のように夫婦連名になります。
奥様と面識がある場合は「名前+様」で、面識がない場合は「令夫人」「奥様」「御奥様」と書くようにしましょう。
ご家族をゲストでご招待する場合の書き方
ご家族が3名の場合
招待するご家族が3名の場合は全員のお名前を連名で書きます。
ご家族にお子さまがいる場合
招待するご家族にお子さまがいる場合「小学生以下」は「ちゃん・くん」で「中学生以上」は「様」で書きます。
もちろん招待するお相手との関係性もあるので「小学校低学年」までは「ちゃん・くん」で、それ以上は「様」で書く場合もあります。
ご家族の招待人数が4名以上になる場合
招待するご家族が4名以上になる場合は「ご夫婦のお名前」と「御家族様」で書きます。
どうしても4名ぶんの名前を書きたい場合は、名前を小さくしバランスを考慮して書くようにしてください。
上司や取引先の会社宛ての書き方
上司への招待状は手渡しする場合が多いと思います。その際は「住所なし・名前」を書いてお渡しします。
取引先や遠方の上司宛(会社)に送る場合は「配属されている課・役職の肩書」を書いて送りましょう。
※遠方の上司の個人宅に送る場合は「住所・名前」を書いて送ります。
会社名の「株式会社」「合同会社」「有限会社」「合資会社」は「(株)(同)(有)(合)」という略式で書いてはいけません。
また「課長様」「部長様」も二重敬語になるので気をつけましょう。
最近では会社によりさまざまな敬称があります。
英語表記やカナ表記の肩書もあるので間違いのないように何度も確認してください。
恩師や先生 or 教授宛ての書き方
お世話になった恩師や先生、教授宛てには敬称を「様」ではなく「先生 or 教授」と書くこともあります。
ここでも相手との関係性を考えてみてから選ぶようにしてください。迷ったら「先生」で間違いないです。
個人の住所ではなく、学校へ送る場合は会社と同じく現在の「肩書」も書いて送りましょう。
「校長」「教頭」「教育長」「園長」「理事長」などがあります。
結婚式の招待状を手渡しする場合の注意点は?
手渡しする場合は招待状に相手の住所は書かずに「名前のみ」を書きましょう。
手渡しする相手は「友達」や「会社の同僚」「会社の上司」のように日頃から会う機会が多い人になると思います。
招待状に住所が書いてあると、もらった側は「あれ?本来は郵送だったのかな?」なんて思われる可能性も。
「渡す方は切手代も掛からずに安くできた」
「渡された方はわざわざ手渡ししてくれた」
お互い良いハズなのに人の気持ちって難しい…
せっかく自分たちの結婚式に招待する大切な相手なので気をつけたいですね。
まとめ
結婚式は格式のある行事になります。
あなたたち、新郎新婦の御二人だけでなく「それぞれのご両家」という家族親戚まで巻き込む行事です。
古くさいかもしれませんが、両家の威厳や格式を保つために、参列者さまに向けて送る招待状は手書きが望ましいと言われてる理由だと私は考えています。
私たち虹耕へのご依頼でも親から「招待状は綺麗な文字で手書きで送って欲しい」と言われた。
そんな経緯でお受けしたこともございます。
そして何より印刷よりも手書きの方が圧倒的に記憶に残りますしカッコいいです。
結婚式や披露宴は一生に一度の晴れ舞台です。
最後になりますが、結婚式の準備は招待状作成だけではありません。
ホテルや結婚式場で宛名書きを依頼するよりも中間マージンがない分お安くなります。
お忙しい、あなた方お二人のお手伝いができれば幸いです。
長文お付き合い頂きありがとうございました。
ご不明な点は、お気軽にご連絡ください。
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